顔の横の髪の名前とは?サイドバングとおくれ毛の違いと失敗しない頼み方
美容室のカウンセリングで「顔の横にあるこの毛を少し短くして、自然に流したい」と思いつつも、正確な名称が分からず指差しで曖昧に伝えてしまった経験を持つ方は少なくありません。前髪とサイドの髪をつなぐ絶妙なニュアンス部分は、カットの設計や結んだときの印象を大きく左右する重要なパーツです。
一口に「顔の横の髪」と言っても、カットの技法や生えている位置、スタイリングの目的によって「サイドバング」「おくれ毛」「もみあげ」「触覚ヘア」など複数の呼び名が存在します。それぞれの明確な定義と役割を把握することで、美容師へのオーダーミスを防ぎ、理想のシルエットや小顔効果を的確に手に入れることが可能になります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:顔の横の髪は主に前髪の横の「サイドバング」、結んだ際に落とす「おくれ毛」、耳前の「もみあげ」に大別される。
- 要点2:韓国発の「エギョモリ」や「顔周りレイヤー」など、トレンドのデザインによって長さや毛流れの設計が異なる。
- 要点3:美容室での失敗を防ぐには部位の名称に加え「結んだときの長さ」や「隠したい輪郭の幅」を視覚的に伝えることが不可欠。
【部位別一覧】顔の横の髪の名前と決定的な違いを徹底解説
顔周りの髪はミリ単位のカットで顔の縦横比や余白の印象を一変させます。日本の伝統的な髪型用語である「鬢髪(びんぱつ)」にルーツを持つサイドの毛髪ですが、現代のヘアデザインでは以下のように細分化されています。
| 部位・スタイル名 | 生え位置と構造的特徴 | 期待できる小顔カット効果 | スタイリング難易度 |
|---|---|---|---|
| サイドバング | 前髪の端からこめかみ、頬骨へと斜めにつながる毛束 | 頬骨の出っ張りをカバーし、顔の横幅をシャープに見せる | ★☆☆(ブローやアイロンで自然に流しやすい) |
| おくれ毛(後れ毛) | 髪をアップやポニーテールに結んだ際に意図的に残す毛束 | フェイスラインの輪郭補正、こなれ感と抜け感の演出 | ★★☆(オイルやバームによる束感作りが必須) |
| 触覚ヘア | こめかみ付近から顎下にかけて直線的に垂らす長めの細い毛束 | エラやフェイスラインを物理的に覆い隠す効果 | ★☆☆(ストレートアイロンで真っ直ぐ伸ばす) |
| もみあげ(もみライト) | 耳の前に位置する毛髪。短くカットしたりパーマをあてることも | 耳掛け時の地肌の透けを隠し、横顔に奥行きを出す | ★★☆(ワンカールでニュアンスをつける) |
| エギョモリ | 韓国発祥。こめかみから外側へ大きなS字カールを描く顔周りの髪 | こめかみの凹みを埋め、目元を華やかに強調する | ★★★(32mm前後のコテによるリバース巻きが必要) |
| 顔周りレイヤー | 前髪からサイド、毛先にかけて段差(レイヤー)を入れたカット | 髪全体に軽やかな動きを出し、輪郭を立体的に包み込む | ★★☆(内巻き・外巻きの組み合わせで調整) |

【実態検証】美容室で希望が伝わらない原因とリアルな現場事情
ヘアサロン業界の調査データによると、カットの仕上がりに不満を感じた経験を持つ利用者のうち、約7割以上が「前髪や顔周りのニュアンスのズレ」を理由に挙げています。この認識ギャップが起きる最大の原因は、言葉の定義に対するスタイリストと顧客のイメージの相違です。
例えば「触覚を作ってください」と伝えた場合、顧客側は「アイドルのような直線的で細いストレートの束」を求めているのに対し、スタイリスト側はトレンドを考慮して「頬骨に沿って外側に流れるサイドバング」と解釈してしまうケースがあります。その結果、「思ったより短い」「横に広がりすぎて輪郭が隠れない」といった仕上がりの違和感に直結します。
さらに、普段髪を結ぶ頻度や耳に掛ける癖を共有していない場合、髪を下ろした状態に合わせてカットされてしまい、いざ結んだときの顔周りの髪がパツンと途切れたように短くなってしまう失敗も後を絶ちません。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|触覚ヘアとサイドバングの混同
ネット上の情報やSNS動画では「触覚=サイドバング」と同一視されるケースが散見されますが、毛髪の構造設計において両者は明確に異なります。
触覚ヘアは主に前髪の端から独立して直線的に下ろす毛束を指し、平成のアイドルカルチャーから普及したスタイルです。正面からの面積を物理的に遮断して小顔に見せる効果が高い反面、風が吹いた際や横顔を見たときに不自然な隙間が生まれやすいという構造的デメリットを抱えています。
対照的にサイドバングは、前髪の中央からこめかみ、もみあげにかけて斜めに繋がるグラデーションカットを施します。これにより、髪を耳にかけた際や後ろで結んだ際にも地肌が割れて見えず、どの角度から見ても骨格が自然な卵型に見えるよう設計されます。
また、自宅でのセルフカットやり方を真似して失敗する典型例は、ハサミを水平に入れてしまうことです。顔周りの毛束は引き出す角度やすきバサミを入れる位置を誤ると、修正が極めて難しい段差(パッツン感)が生じてしまうため、セルフで手を入れる際もスライドカットで慎重に削る技術が求められます。

失敗ゼロの美容室オーダー方法|顔の横の毛頼み方の具体例
サロンワークでスタイリストに意図を100%伝えるためには、専門用語に頼り切るのではなく、具体的な「長さの基準点」と「日常の扱い方」をセットで伝えることが鉄則です。
以下のチェック項目をカウンセリング時に提示することで、認識のズレを未然に防ぐことができます。
- 長さの指定:「結んだときに顎のラインで毛先が揺れる長さ」「耳にかけたときに毛先が少し残るリップラインの長さ」など、顔のパーツを基準に伝える。
- 束の太さ(毛量):「つまんで数ミリ程度のシースルー感」「耳周りの地肌をしっかり隠せる適度な厚み」など毛量の希望を明確にする。
- 結ぶシチュエーションの再現:実際にその場で手ぐしで髪を一つ結びにし、「この状態のときにこめかみともみあげからこのくらいの毛を出したい」と鏡の前で直接見せる。
劇的小顔カット効果を引き出す結び方とセットの実践テクニック
顔の横の髪をカットした後は、日常のスタイリング次第で小顔見せの完成度が大きく変わります。髪を結ぶ際は、あらかじめ顔周りの毛束をすべて残してから結ぶのではなく、一度全体をゆるめに結んだ後、指先で少しずつ引き出すのが鉄則です。
まず、こめかみ部分のサイドバングを少量引き出し、ストレートアイロンまたは32mm前後のコテを使って、黒目の外側からこめかみに向けてリバース(外巻き)に軽く流します。次に、耳の前のもみあげ部分から細い毛束を少量引き出し、こちらは内巻きにワンカールさせます。この「上部は外流し・下部は内巻き」の組み合わせにより、顔の輪郭に立体的なひし形シルエットが生まれます。
仕上げには、オイルやバームを指先にごく少量(米粒大)馴染ませ、毛先中心に束感を作ります。根元付近に油分をつけすぎると皮脂浮きのように見えてしまうため、毛先3分の1のみにつけるのが洗練された質感に仕上げる秘訣です。
【プロの結論】顔型別に向いているスタイルと慎重になるべき人の判断基準
顔周りの髪型設計は、個々人の骨格タイプや髪質によって相性が明確に分かれます。自身のタイプに合わせて適切なデザインを選択することが重要です。
【サイドバングやエギョモリが向いている人】
- 丸顔・卵型の方:頬骨の外側をカバーしつつ縦のラインを強調できるため、理想的なプロポーションへ補正しやすい。
- 普段からまとめ髪が多い方:結んだときの余白を埋め、生活感を出さずに垢抜けた印象を演出できる。
【重い触覚ヘアや広範囲の顔周りレイヤーに慎重になるべき人】
- 面長・逆三角形の方:長すぎるストレートの触覚を下ろすと、縦の長さが強調されたり顎のシャープさが目立ちすぎてしまう場合がある。サイドにふんわりと横幅を出すウェーブ設計が必須。
- くせ毛・生え際に強い浮き癖がある方:短くカットしすぎると湿気でうねりや浮きが生じ、日々のアイロンセットに多大な時間を要するため、長めのレングスから徐々に調整するのが賢明。
【顔の横の髪 名前】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:髪を結んだときに耳の横から自然に出てくる毛は何と呼びますか?
A1:一般的に「おくれ毛(後れ毛)」または「もみあげの毛」と呼びます。カットの際に「結んだときにこめかみと耳前から自然に落ちるおくれ毛を作ってください」と伝えると美容師に正確に伝わります。
Q2:美容師に「触覚を作ってください」と頼むのは古いですか?
A2:決して通じない言葉ではありませんが、現在のトレンドでは「サイドバング」や「エギョモリ」といった、前髪から横へ滑らかにつながるデザインが主流です。昔ながらの厚いストレートの束感を避けたい場合は「前髪から自然につながるサイドバングにしたい」と伝えるのが無難です。
Q3:前髪横の毛が割れて薄くなってしまうのを防ぐにはどうすれば良いですか?
A3:生え際の毛流れによる割れは、ブローの段階で前髪とサイドバングの根元を水でしっかり濡らし、左右両方向からドライヤーの風を当てて生え癖をリセットすることが効果的です。また、美容室でこめかみの隙間を埋めるようにやや深めの位置から毛束を取るカットを依頼するのも根本的な解決になります。
まとめ:顔周りのニュアンスを制して理想のヘアスタイルへ
「顔の横の髪」は、サイドバング、おくれ毛、もみあげ、エギョモリなど、部位や切り方によってそれぞれ異なる名前と明確な役割を持っています。これらは単なる髪の毛の端ではなく、顔の輪郭を美しく補正し、髪を結んだときの横顔の印象まで左右する最も重要なパーツです。
サロンでのオーダー時は、部位の名称だけでなく「カバーしたい輪郭の悩み」「普段髪を結ぶ頻度」「アイロンを使うかどうか」をセットで共有することが、理想通りの小顔シルエットを実現する最短ルートとなります。自身の骨格やライフスタイルに最適な顔周りデザインを取り入れてみてください。 (出典: 顔の横の髪 名前(Yahoo!ニュース))